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杉並ワークス

MK5ヘルメット【Vol.2】


ミリタリーランキング


イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット







今回は、フォークランド戦における 着用例 を紹介してみたいと思います。







英軍MK5ヘルメット




第7グルカライフル連隊







1982年5月、グルカ大隊 Queen Elizabeth 2 乗船時の写真です。

客船クィーンエリザベス2は、
輸送船として徴用され、英軍兵士を満載してフォークランドに向かいました。







グルカ大隊に限らず、

乗船時、英国を発つ時の写真は、ベレー帽姿 が圧倒的に多いのですが、

あえてグルカ大隊の写真を掲載したのは、フォークランドで撮影された写真に ベレー帽姿が ほとんど残っていないからです。

グルカ兵の写真の多くは、MK5ヘルメット もしくは DPM防寒帽姿になります。







フォークランド戦の英軍兵士のイメージと言えば、ベレー帽姿ですよね。

その次が、防寒帽姿ではないでしょうか。

ドラゴン1/6ミリタリーフィギュア フォークランド紛争30周年記念シリーズも、

そんなイメージでモデルアップしています。







ドラゴン1/6ミリタリーフィギュア フォークランド紛争30周年記念シリーズ

ドラゴン 1/6イギリス軍エジンバラ公第7グルカライフル連隊第1大隊 グルカ族兵ダーク・グルン  フォークランド紛争







Falklands War 1982

写真家ポール・RG・ヘイリー氏が撮影したフォークランド戦のグルカ兵の写真です。







フォークランド装備







SAS、SBSなどの特殊部隊は写真がほとんど残っていない為、

不明ですが、

まぁ MK5ヘルメットを使っていたとは考えにくいので除外です。

空挺連隊は、基本的に パラヘル なので、こちらも除外です。

続いてロイヤルマリーンですが、

フォークランドで撮影された写真は、ベレー帽姿 ばかりです。

ヘルメットを携行している写真はあれど、被っている写真は、まず、見ないですね。

なのでロイヤルマリーンも除外とします。







英軍MK5ヘルメット







MK5ヘルメットを使うなら、

スコットランド近衛第2大隊、グルカライフル第1大隊、

この辺りになります。







スコットランド近衛第2大隊に関しては、

前述の写真家ヘイリー氏が※タンブルダウンの写真を多く残していますので、考証は文句なしです。

※フォークランド最後の戦い Battle of Mount Tumbledown







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット







それから、

フォークランド戦のMK5ヘルメットの着用例に

ヘルメットのみ

ヘルメット + ヘルメットネットのみ というのは存在しません。

ブログ掲載のMK5は、中古品のヘルメットにデッド品のヘルメットネットをかぶせていますが、

これだけではフォークランド戦の英軍装備としては使えないということです。

偽装布など使って 盛り付け? をする必要があります。







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット







偽装布などを使った 盛り付け? ですが、規定&決まり事がある訳ではなく、兵士の好み、センスで行っているみたいです。
( 当時の写真を見る限り、みんなバラバラで統一性ありませんから。)

盛り付け? に関しては失敗はなく、見様見真似でやっても、それなりにイケている感じに仕上がりますので心配無用です。







英軍MK5ヘルメット







あと もうひとつ、

フォークランド戦の写真に散見されるのが、DPM迷彩ヘルメットカバーです。

官給品なのか?   私物なのか?   全く不明です。

タートルシェル用の官給品は存在しませんので、この場合の官給品とは、部隊で調達したのか? 否か? という意味になります。

ナチスドイツの軍装品の場合、フィールドメイドと呼ばれる実物品になりますが、
戦後イギリス軍の軍装品の場合は、部隊で少数ロット発注及び調達したようなモノであっても官給品扱いされることが多いからです。







「連続写真」 がセールストークになっている写真集があります。

今年発売されたナチスドイツ・武装SS第7山岳師団の写真集です。

同じ場所、同じ人物、僅かに構図が違うだけの写真が延々と掲載されています。

本来、こういった重複カット満載の写真集は、あまり価値がないとされていますが、軍装資料としては重宝します。

例えば、DPM迷彩ヘルメットカバー姿の兵士の写真があったとします。

同じ場所で、少し引きで撮った写真、周囲を映した連続写真の中に、迷彩ヘルカバー姿の兵士が複数確認できれば、部隊で調達した官給品だと決め打ちしても良いかと。

本来は存在しないとされている軍装品であっても、同じ部隊で複数の兵士が使用している場合、私物の可能性はほとんど無いからです。

しかし、

残念ながら、迷彩ヘルカバー姿の兵士は単体写真でしか確認できておりません。







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット【DPM迷彩ヘルメットカバー】







補足になりますが、

DPM迷彩ヘルメットカバーのみ という写真は見たことがありません。

迷彩ヘルカバーの上にネットをかぶせ、さらに偽装布などを使用しています。

この為、兵士の肩から上をアップで撮影したような写真でしか確認が出来ないことが多いのです。







フォークランド装備







MK3ヘルメットは、D-DAY Helmetという名称で販売されていたりします。

これはセールストークでしょうね。

あまり人気があるとは思えないタートルシェル・ヘルメットを売る為のセールストーク。







MK5ヘルメットに、なにかセールストークをつけるとしたら、 Falklands Helmet で決まり!だと思います。







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット





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  1. 2018/08/25(土) 11:57:20|
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MK5ヘルメット


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英軍MK5ヘルメット







タマキャット様/英軍リクエスト・シリーズ第4弾。

タートルシェル・MK5ヘルメットの紹介です。







英軍MK5ヘルメット

Mk.Ⅴ/実物中古品







亀の甲羅みたいな形をしているので、別名でタートルシェルと呼ばれています。







もし、

亀の甲羅を頭にのせて歩いている人がいたら  

どのように映りますか?

カッコいい、イケている、美しい! 

なんて思う人はいない訳で、

どちらかと言えば、間抜けな印象を受けますよね。

英軍MK3~MK5は、そんなヘルメットなんです。







フォークランド装備







タートルシェルMK3は、大戦後半に登場しました。

戦後、皿型ヘルメットMK2は、順次、MK3に更新されて行きます。







・・・今から15年くらい前は、英国のミリタリーショップで買い物をすると、小冊子を同封してくるお店がありました。

ま、カタログですね。

定番商品、大量在庫の商品がカラー写真で掲載されているのですが、その中に、MK3ヘルメットも載っていました。

この頃は、オリジナルシェル、オリジナルライナーのMK3が安価でたくさん転がっていたということです。







昔は安価でたくさん転がっていましたが、

さすがに 今は もう 少なくなり、皿型MK2と同様にリペイント品が主流になってきた感があります。







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット







先日、海外ショップでリペイント品のMK3を見かけましたので、商品説明に目を通すと、

MK4ヘルメットのシェルに再塗装を施した と記載されていました。

ライナー及びチンストラップは、複製品のMK2型を使用。

ライナーの取付けをスクリュー留めにしたので、外観は大戦同型とのこと。







戦後、MK3ヘルメットは仕様変更が行われました。

変更点は、ライナー取付け方法、それから、チンストラップ取付け金具の位置変更の2点です。

僅かな改良なので、手直しといった感じですが、改良型はMK4ヘルメットと呼ばれています。

その後、新型ライナーが制式採用され、MK4シェル + 新型ライナーの組み合わせがMK5ヘルメットです。

MK4シェル自体は、80年代後半(1987年頃)にMK6ケブラーヘルメットが登場するまで使われていました。

※MK6はケブラーではなく、正しくはバリスティックナイロン系の複合素材とのことですが、上記の名称が一般的なので便宜上、ケブラーヘルメットと記載します。







MK4シェルの生産及び使用期間は長いので、( P58装備の使用期間と重なります。)

MK3シェルよりも、たくさん残っているからリペイント品に使用したのではないか? と思われます。

MK4シェルを大戦型のスクリュー留めにするには、若干、加工しないとなりません。

よほど安く手に入らない限り、そんな面倒くさいことやりたくない筈ですから・・・。

それから、

都合の悪いことは、あえて記載しないのがミリタリーショップの特徴です。
( これは どこの国でも同じですが。)

ヘルメット頭頂部にネジ山が見えているので、外観は大戦同型と言っていますが、

ヘルメットをひっくり返してみると、チンストラップ取付け金具の位置は、大戦型ではなく戦後品ということになります。







英軍MK5ヘルメット







今回、ブログ掲載するにあたって いちばん悩んだのがタイトルです。

MK4にするか?   MK5にするか?

かなり頭を抱えました。







英軍は大戦型のヘルメットを、シェルの手直しとライナーの変更で、80年代後半まで ずっと使ってきた訳です。

MK6ヘルメット・マニュアルには、MK6はスチール・ヘルメットMK4の後継と記載されています。

英軍の中では、ライナーの変更など どーでもいい話で MK4シェルの次はMK6 ということなんだと思います。

・・・私自身、戦後品は大雑把にMK4と呼んできましたので。







かなり迷った末、

フォークランド装備としての紹介なので、より正確にMK5というタイトルで行くことにしました。







フォークランド装備







実際にMK5ヘルメットをお持ちの方は、上記掲載画像を見て

もしかして ライナーバンド 破損しているのでは?

と思った方もいるかと。




その通りです。




ライナーバンド折れて破損していました。

内側にスポンジが貼付けられていますので、外側のバンドが割れても、とりあえず使用不能にはならないのですが・・・。







英軍MK5ヘルメット







現在、安く買える放出品を入手すると、

ステー部分の割れ、ライナーバンドの折れ、スポンジの剥がれ等、何かしらライナーが傷んでいることが多いみたいです。
( それでも 一応、使えるので商品の性質上クレーム対象外 とのこと。)

全て綺麗な状態のライナーがセットされている品物が届けば、 かなりラッキー という状況です。







絶対、完全品を望むなら、買い物カゴに入れるサープラス店を避けて、

eBayなどで、たくさん画像を載せている出品者から買うしかないように思います。

現在のMK5ヘルメットの状況は、安いけど程度の悪い中古品ばかりだった 約15年前のMK3ヘルメットの状況と重なるものがあります。







イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット




イギリス軍Mk.Ⅴヘルメット

ちなみに掲載画像・右側が 前 です。







英軍MK5ヘルメット




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  1. 2018/08/18(土) 13:45:23|
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