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杉並ワークス

ローデシア迷彩戦闘帽


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ローデシア迷彩戦闘帽

実物生地使用レプリカ







実物から型取りして作ったローデシア軍迷彩戦闘帽/複製品です。

今回は製作の裏話? など語ってみたいと思います。







ローデシア迷彩戦闘帽







・・・今から14年前、

もしくは15年くらい前のブラックホールだったと記憶しています。

なんで こんな時間になったのか? 

記憶が薄れていて思い出せないのですが、終了時間の1時間くらい前に浜松町・都立貿易産業センター到着。

すでに会場内は閑散としていて、撤収の準備をしているショップも散見されました。

足早に見てまわりましたが、目ぼしい物はありませんでした。

客もほとんど居ませんし。





( 駄目だな・・ 帰ろう。)





帰りかけた私の目の端に ローデシア迷彩 が、 一瞬 映りました。

通り過ぎて 立ち止まり Uターンしましたよ。

イベント会場用の長テーブル、テーブルの上は全て片付けられていて茶色の木目が見えていました。

全て片付けられていたんですが、テーブルの片隅にゴーグルや手袋といったサバゲー用品が 小さくまとめて置いてありました。

ぱっと見、

ほとんどゴミみたいな物ばかりに見えました。

その中に ローデシア迷彩パンツが小さく畳んだ状態で置いてあったのです。

私物なのかな?  と思いましたが 値札 が付いているのを発見!





( ・・・販売品みたい だな? )





値札を チラッ と見て 一瞬 心臓が止まりました。

驚愕のお値段だったからです!





( ・・い、いくらなんでも  こんなの あり得ない。)





ローデシア軍パンツは、どー見ても 誰が見ても実物。

しかも デッド品。

紛れもない 実物・デッドストック新品です。

なのに

お値段は激安を通り越して あり得ないような価格だったのです。

金額の記載はやめておきますが、この値段ではサムズ製レプリカだって買えない。

というか

赤羽フロンティアとかで、BDUのズボンだって 買えないだろー  

そういう値段でした。







ローデシア迷彩戦闘帽







・・・お店の人は、

私から少し離れた位置に女の子が2人、

女の子同士、夢中でお喋りに興じていました。







私:「 ・・あ、あの このズボン欲しいんですけど  売り物ですか? 」





遠慮がちに話かけると、女の子は満面の笑顔で、こちらにやってきてズボンを手にとり  ○千円です!  と言いました。





私:「 わかりました。  でも、本当に その値段で宜しいのですか? 」





お金を用意しながら そう言うと、 見る見るうちに 女の子の顔が青ざめて 顔面蒼白になりました。

女の子は、胸の前でズボンを抱え込んで離さず、私に渡すのを拒むように 後ずさり して行きました。





女の子:「 こ、これ私のじゃないんですっ  持ち主が別に居て  その人の物なんです。」





女の子:「 だから 持ち主の方に聞いてからでないと。  持ち主に連絡を取りますから待ってください! 」





と顔を引きつらせながら言いました。







・・・勝手な想像になりますが、

持ち主に言われて、おそらく この女性が値段を記載したのではないでしょうか。

〇万〇千円

と言ったのに、この女の子は〇万を聞き逃して 〇千円 とだけ書いた。

まぁ そんなところじゃないのかな?

と思いました。







書き間違えだったとしても、相手が何も知らない女の子なのをいいことに、この値段で持って帰るのは泥棒に近いので これで良かったと思いました。

あとは持ち主が現れた後の価格次第ですね。

妥当な値段なら 買って帰ろう と思いました。







ローデシア迷彩戦闘帽







女の子が携帯電話で連絡を取った後、かなり待たされました。

かなり待った後、ようやく 持ち主の方が現れました。

・・・もう記憶が薄れているのですが、

幕末刀義会の方、もしくは関係者なのかな?  そんな感じの人でした。

持ち主の男性が現れると、売り子の女性が駆け寄り手短に事情を説明しました。







「 お待たせしました。」





持ち主は、そう言って 私の前に来ると





「 〇千円 です。」





と値札通りの価格を告げました。





私:「  ・・・はっ?   ・・・へっ?  」





持ち主:「 小さいサイズですから・・  でも、ちょっと安く出し過ぎちゃったかな  あはは・・。」





私:「 本当に宜しいのですか? 」





持ち主:「 別にいいってことよ  ・・・あはは ・・・あははは。 」





( ・・・こ、この人 サムライだな。)





結局、値段の訂正はなく 値札通り の価格で買って帰りました。

本当はブログでこういう話を載せるのは ちょっとアレなので 避けていたのですが、もうだいぶ時間が経過しましたので いいかな? と。







ローデシア迷彩戦闘帽







貴重なデッド品ですから、そのまま保存するという方法もあったのですが、

が、

思い切って このズボンを元手?に入手困難なアイテムを作ろと考えました。

ひとつは迷彩ズボンをカットオフした短パン。

短パンを作って 残った生地で帽子を作ることにしました。







今回は短パンの話は割愛して帽子の話で行ってみたいと思います。

折り畳み式の日除けのフラップが付いている独特の迷彩戦闘帽です。

当時の写真など見ますと、ヘルメット姿のローデシア軍兵士の写真は極めて少なく、基本的に この戦闘帽で実戦参加していました。

ローデシア傭兵 = 日除けのフラップが付いた戦闘帽姿 というイメージです。

私が所有している実物品は、54センチくらいの小さいサイズだった為、実際に被ることが出来ませんでした。

それから、

かなり使用感のある中古品です。

というか、 

現在に至るまで、デッドストック新品を見たことがありません。







新品のローデシア迷彩戦闘シャツ&パンツは、

今から27年~28年くらい前、サムズミリタリ屋さんが輸入販売していたと聞いておりますが、帽子は不明です。

もう 今となっては入手は不可能レベルではないか?  と思いました。

そこで、デッド品の生地で 大きいサイズの帽子を作ることにしたのです。







ローデシア迷彩戦闘帽







デッド品のパンツは、前述の通り タダ同然 で入手しています。

なので、

帽子の製作は奮発しました。

知人の紹介で芸能人のステージ衣装を作っている方に依頼しました。







生地と一緒に、実物品の帽子を渡して 同型でサイズ59センチで作って欲しい と打診しました。

衣装屋さんは、とりあえずサンプルを作る と言います。

今、手元にあるコットン生地で 厚地となるとジーパンの生地くらいしかないが、 

とりあえず、ジーパンの生地でサンプル作るから 

俺に依頼するか どうかは サンプル見て決めてくれ!

と言いました。







ローデシア迷彩戦闘帽







翌日、衣装屋さんから電話があり サンプルが出来たので見に来てくれ と言います。





「  ・・・はっ?   ・・・へっ?  」





という感じです。

昨日の夕方、見本の実物品を渡してきたばかりですから・・・。

まだ 丸一日 経っていません。







半信半疑で伺うと

日除けのフラップが付いたローデシア戦闘帽が完成していました。

生地が紺色のジーパン生地なだけで、スタイルは文句なし です。

衣装屋さんは、私が驚いているのを察して





「 世の中、裁縫ができる奴なんてゴマンといるが  このスピードがよ  プロとアマチュアの違いなんだぜ! 」





「 この俺の製作スピードだけは、そこら辺のセミプロとかじゃ  ちょっと真似できねーぜ! 」





と得意気に語りました。

そして

所謂ビッグアーチストと呼ばれるような歌手の名前を次々に挙げて

この人のステージ衣装も作ったし、あの人のも作った

と自慢話を始めました。

自慢話なんですが、サンプル品の帽子を見た後だったので不快には感じませんでした。

どんな衣装でも1日あれば充分で、1日で作ってしまうそうです。

但し、1日で作っていることが知られると 高い金とれないので 納期は長め、納品は約束の期日ぎりぎりにしているとのこと。

あと、

採寸など不要だと言います。

実際に会えば、その人のサイズが すぐに頭に入るので採寸不要なんだそうです。

特に、女性などは カラダをなめまわすように目で犯せば 採寸完了 で寸分の狂いもなくドレス等作れる と豪語していました。

でも、採寸しないと不安に思われたり 手を抜いているように思われる場合もあるので 一応、採寸はするが形式だけだ と言っていました。





衣装屋さん:「 形式だけでも 丁寧に採寸しないと 高い金とれないからな。 」





犬も歩けば棒に当たる

なんて言葉ありますが、今回は いい棒 に当たったと思いました。

幸運に当たった ということです。







ローデシア迷彩戦闘帽







サンプル品は1日足らずで完成しましたが、実物生地使用レプリカは 少し時間をくれ  と言います。

サンプルはよ、プラスチックの芯で作ったんだけど、本物の方は触った感じ、紙の芯みたいなんだよ。

今どき、紙の芯なんて売っているのか知らねーし、探してみるから ちょっと時間をくれ。

と言いました。





私:「 ・・・紙の芯? 」





何も知らなかった私は、この時はじめて帽子のバイザー芯について知りました。

ドイツ軍の帽子専門店:京都Schmidt&Sohn工房さんのウェブサイトの商品説明に

ポリエステル系接着芯などは一切使用しておりません。

樹脂固めボール紙など、当時使用されたものだけを厳選使用しています。

と記載されていますが、

私のようにサバゲーだけしか知らない人間ですと、なんのことだか意味不明で実感がわかないと思います。

でも、この時、

今はプラスチックの芯が主流で 昔ながらの紙の芯などは もう使われていないと知りましたので、

後にドイツ軍を始めた際、京都の帽子屋さんの商品説明を見て  凄いな!  と思いました。







ローデシア迷彩戦闘帽







それから、

実物生地使用レプリカは、スナップボタン仕様で作りました。

日除けのフラップを折り畳む際、スナップボタンを使用します。
( 折り畳んだフラップの帽子本体への装着は通常のボタンを使います。 )

実物品は、全てボタンを使用するタイプと、スナップボタンが使われているタイプの2種類存在します。







ローデシア純正のスナップボタン( 実物パーツ )なんて  

手に入る筈もなく、

可能な限り似ているタイプを付けました。

これが唯一、残念な部分です。







今思うと、ボタン仕様で作れば良かったかな? とも思いますが・・。

実物品の帽子は、シャツ&パンツ、それに帽子のセットで入手しました。

同一人物着用品とのことでした。

帽子は戦闘帽とSelous Scoutsベレー帽。

本当に同一人物着用品だという証拠は何もないのですが、

当時、私の脳内では、

スナップボタン仕様の戦闘帽 = セルース・スカウツ

みたいな感覚があり( 間違った思い込みですよね )、スナップボタン仕様で作ってしまったのです。







ローデシア迷彩戦闘帽




ローデシア迷彩戦闘帽




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テーマ:ミリタリー - ジャンル:趣味・実用

  1. 2014/07/25(金) 11:57:52|
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