杉並ワークス

猫ぶろぐ【12】








「 なに その格好 ホームレスの おじさん みたい・・ 」







M51パーカーを羽織って

猫の捜索に出かけようとしたら

妻に言われました。







私が、M51パーカーを羽織っても

織田 裕二(踊る大捜査線)には見えない ということです。







若い頃(20代の頃)、

時折、織田裕二に似てるって、言われたんですけどね・・。

(髪型もそんな感じでしたし)

ま、20年も経てば、誰でも容貌が変わり別人みたいになりますから・・。







そんな話はともかくとして

M51パーカーは、ベランダにおける喫煙用の防寒着です。







いくら 寒い 寒い と窮状を訴えても、







「 だったら 煙草 やめれば! 」 







の一言で終わってしまいますので、

米軍放出品のコートにくるまって煙草吸ってます。

猫にとっても見覚えのある服だと思われますので、あえて着て行くことにしました。

( 当日は20℃近い気温だったので、ミスマッチ&周囲から浮いていましたが・・ )







猫ぶろぐ【12】







手がかりは、泥棒草&ナンテンの木。

どら猫の奴は、いつも体中に草をいっぱい付けてやってきます。

いつも付けているのが、泥棒草(コセンダングサ)。

それから、いちどだけ、頭に真っ赤なナンテンの実を付けてきました。







( またオス猫と戦って怪我したのか・・ ) 







一瞬、血に見えて、心臓が凍りつきましたが、

よく見るとナンテンの実だったというわけです。







僅かな手がかりですが、

南側・半径500メートル圏内&泥棒草の生えている場所、

それからナンテンの木をさがして

あてもなく歩きました。







猫ぶろぐ【12】







結局、表通りに猫の姿などなく、空振りに終わりました・・。







「 あれは そんな簡単に死ぬような猫じゃないから・・ 」







「 頭から血を流していた時も死ななかったし・・ 」







「 どこか いいとこ 見つかったんじゃないの? 」

等、

妻がなぐさめてくれました。

頭から血を流していた時とは、オス猫と戦って深手を負った時のことを言っています。







猫ぶろぐ【12】







・・・この日、

捜索からもどると そのままベランダへ行き煙草を吸いました。

キャンプ用チェアーにもたれて煙草を吸っていると、もさもさと毛皮が動くのが目の端に映りました。

使い古したモップみたいな毛皮&見覚えのある模様。







( ・・・ま、まさか )







ベランダに平行している隣家の塀は、やや低い位置になりますので、キャンプ用チェアーにもたれると見えません。

私は、すぐに立ち上がりましたが、すでに、毛皮は通過していました。

ベランダから身を乗り出して見ると、あの どら猫 のお尻と尻尾が見えました。

今、まさに、視界から消えて行く瞬間でした。







「 ぶーちゃん! ぶーちゃん! 」







私が叫ぶと、猫がふりかえりました。

ふりかえった後、視界から消えましたが、塀の上で反転して すたすた 小走りで戻ってきました。







私は慌てて煙草をもみ消して灰皿に捨てると、ベランダのガラス戸をあけました。

私の後について、どら猫が入ってきます。







猫ぶろぐ【12】







この場所を追われてからは、ベランダにエサを置いても、

周囲を警戒して&時にはひどく怯えて、エサが食べられなくなってしまいました。

仕方なく試しに 家の中にエサの入ったお皿を置いたところ、おそる おそる入ってきて食べるようになりました。

家の中は、オス猫のテリトリーではなく、やはり、人間の支配地域なのでしょう。

仕方なく家の中で食べているだけなので、けっして、私になついている訳ではありません。

近くに私がいると絶対に食べようとしません。

なので、

エサを出した後は、少なくとも3メートルくらい猫から離れるようにしています。







猫ぶろぐ【12】







「 ぶーちゃん 生きていたの? 」   どら猫の姿を認めると、妻が話しかけました。







どら猫の奴、  そんなこと 見れば わかるだろ   と言わんばかりの ふてぶてしい態度。

ま、あいかわらず元気だ ということです。

しかし、猫缶1個 食べると、すぐに帰ってしまいました。

どら猫の食欲は波があるのですが、多い時は、鶏肉約250グラム + 猫缶3個( 70グラム×3 )それに刺身少々。

このくらい食べていました。

もちろん、一度に出している訳ではありません。

小出しにしているのですが、基本的に 腹いっぱい食べないと帰らない猫 なのです。







・・・以前、こんなことがありました。

深夜、私が泥酔して帰ると、どら猫がやってきました。







覚束ない手つきで、鶏肉を猫用ひとくちサイズに切って皿にのせ、

( さすがに包丁は無理なのでキッチンバサミを使いました )

それから、猫缶を1個、別の皿にあけて猫に差し出しました。







どら猫の奴、 おかわりに 次ぐ おかわり。

千鳥足で必死にエサを運んでいると、さらに、アルコールがまわってきました。

ついに、私は力尽きて、猫缶を1個 握り締めたまま寝込んでしまいました・・。







・・・そして

あまりの 寒さ で目がさめました。

( 真冬&ベランダ開けっ放しですから・・ )







時計を見ると、2時間くらい経過していました。







( ・・・さすがに、猫は もう 帰った だろう )







そう思いながら、部屋の中を見渡すと、 

どら猫の奴、 エアコンの温風がいちばん当たる場所でうずくまって 居ました!







( ・・・ま、まだ居たのかっ )







猫と目が合うと、







その手に持っている 食いモン 早く出せっ!







といった表情で睨まれました。







「 わ、わかった  ・・い、今 出すから 」







そう言って、猫缶を皿にあけて出すと どら猫の奴 ばくばく食べて完食。

食ったら もう 人間なんかに用はない と言わんばかりの態度で さっさと 帰りました。







このように、お腹がいっぱいになると すぐに帰るのですが、

食べ物が足りないと、いつまでも 居座り続ける猫なのです。







ですから、猫缶1個 で帰るのは珍しい というか 初めてですね。

やはり、どこか エサの豊富な いい場所 が見つかったのかも知れませんね。







猫ぶろぐ【12】





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  1. 2014/03/31(月) 20:10:28|
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