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米国ATF製イタリア生地 そして 台形記章が付いた末期SS規格帽です。
モデルアップしているお店 他に なかったので入手してみました。
米国
At The Front は品揃えが豊富なお店です。
ドイツ軍装備に関しては、同じアイテムでも廉価版と高級品を並べる商品展開。
廉価版は文字通り、低価格で販売することに主眼を置いた製品で、
必ずしも自社製とは限らず中国製などの海外製品をそのまま販売している場合もあります。
高級品は、生地、素材、そして細部にまで凝った自社製品です。

ウール生地は、イタリア生地を再現した米国製とのこと。
ドイツ軍装備で、「 イタリア生地 」 と言えば、
1943年に連合軍に降伏したイタリア軍から接収したウール生地を示しています。
俗に フィールドグレー と呼ばれるドイツ軍のウール生地の色と比べると、青みがあるのが特徴です。
イタリア生地で作られた被服類( 野戦服、帽子等 )が登場するのは、イタリア降伏後の戦争後半になります。
また、台形一体型の記章が付いた SS規格帽は、1944年以降の戦争末期に作られたとされています。

裏地は コットン製 とのことですが、
どーみても コットンには見えません・・。
手触りは、レーヨンですね。
ドイツ軍の被服類の裏地に使われているコットン生地は、
コットン100%ではなく、コットン/レーヨンの混紡生地である という話を聞いたことがあります。
ですから、コットンとは名ばかりで、ほとんどレーヨンで出来ている生地を再現しているのでしょうか?
末期になると組成不明の生地も多かったみたいなので、その辺りを狙ったのかも知れませんし
単純に、レーヨンをコットンと書き間違えた米国ATFの誤表記の可能性もあります。

上記画像は、帽子を 裏返し にして撮影しています。
裏地に記章を縫い付けた 縫い糸 見えていませんね。
バイザー芯は 紙の芯 を使っているとのこと。

型紙は 「 長頭形 」 です。
長頭形の型紙で作られた帽子を 実寸サイズで購入しますと 頭の横の部分が きつい ですね。
この辺りは個人差がありますが、タイトフィットなら実寸サイズ、ゆったり目ならワンサイズ上げての入手が望ましい感じです。
( ・・・実は、在庫処分のセール品だったので、実寸サイズの帽子しか残っていませんでした。 )

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テーマ:ミリタリー - ジャンル:趣味・実用
- 2014/12/24(水) 15:10:01|
- SS M43型規格帽
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